防寒服・レインウェアのフィールドラカン

| HOME | 素材について |

inform.png
更新日 2016-11-30 | 作成日 2008-02-20

素材について

フィールドラカンは、表素材に「東レ」エントラントG2を採用した 防寒ウェアです。

スポーツ、アウトドアウェアで実績のある耐水圧1万5千ミリの透湿防水素材です。
高密度織りの生地の裏にエントラントG2のコーティングを施すことによって、抜群の防風性及び防寒性を実現しています。

FR_New6.jpg

暖かさの秘密は・・・

暖かさの決め手となるのは「防風性」と「保温性」です。

防風性

g2_pic10.jpg

  • エントラントの防水コーティング(裏の白い部分です)は、生地の防風性能を上げる効果があります。
  • 表生地は高密度に織り上げていますので、冷たい風の侵入を防ぎます。

g2_pic26.jpg
表地拡大

g2_pic27.jpg
更に拡大

※高密度に織り上げていますので防風性は高いのですが、埃や砂などが付着すると取れにくいというデメリットもあります。
(ご家庭の洗濯機で洗えます。)

生地のサンプルを差し上げています。
詳しくは、こちらまで。LinkIcon無料生地サンプル

保温性


2370_pic7.jpg2370_pic19.jpg
・裏地アップ              ・襟元フリース

  • 中綿+裏地の起毛トリコット素材で、保温性も抜群です。

DSC00202.jpg
※ネイビーの裏地はエンジ色です。
※その他の色はブラックになります。

軽さ

IMG_5658.jpg
コートで約1.1kgです (※)

「軽くて、暖かいね~」とお客様に好評いただいております。

※Lサイズで計測
※製品・サイズによって、多少のばらつきはあります。
※初期モデルに比べると若干重くなっています。
 (中綿と裏地素材が以前のものに比べて肉厚なものに変更になりました)

 ……防寒テスト

私どものような中小企業では、大手スポーツメーカーさんのような実験施設はありませんが、こんな方法で実験してみましたので、ご参考になれば幸いです(笑)
g2_pic17.jpg
カー用品として売られている温度計を使用しました。

本体とコードの先に、それぞれ温度センサーがついていて、外気温と車内の両方を測ることができます。しかも時計とバックライトも付いています。

本体をバイクのタンク付近に取り付け、コード側を衣服の中に取りつけて計測しました。

バイクでの通勤に使ってみました

11/8(月)晴れ時々曇り/最低気温11.4℃

g2_pic15.jpg もう11月だというのに、今年は暖かい日が続いてます。
 こういう商売していると天候が気になりますので、毎日のようにお天気ホームページ見てたりするのですが、平年より2~3℃は高いでしょうか。 そんなわけで、太陽が出ている間は暖かくて防寒テストになりそうもなかったので、今日は帰宅後、寒くなってからテストをすることにしました。
 夜11時過ぎからテストを開始しました。50~60Km/hの速度で、2時間程度連続走行してみました。途中30分ごとに外気温とコートの中の温度を測定しました。
g2_pic16.jpg
・・・という結果でした。
 コート内は、ほとんど温度の変化はありませんでした。
 実際に走っている時の感じは、外気温が11℃程度だったので、比較的暖かかったと思うのですが、それでもヘルメットの隙間から入る風はそこそこ冷たく感じました。
 ほとんど寒さを感じませんでした。風もまったく入ってきません。

※コートの下には、Tシャツ、デニムのシャツ、トレーナーを着用しました。
※下半身はジーパンの下にタイツを着用。

もう一発

12/23(木)晴れ/最低気温-0.9℃/最高気温9.3℃

12月に入って、更に寒さが本格的になってきました。

g2_pic19.jpg さて、今夜は車でテストです。私は、ジムニーの幌(ほろ)タイプに乗っているのですが、純正の幌がカビ臭くなってしまったので、冬でもビキニトップで走ってます。(新しい幌買うお金が無くて・・・)ここ1ヶ月くらいは、ずっとこのスタイルで通勤していました。
 「そんな車で寒かろ~?」とよく聞かれるのですが、実は足元はヒーターが効くので、見た目より結構暖かいのです。運転席の窓を閉めていると、後ろからの風もそんなに入ってきません。(上半身は、防寒着を着てないと、さすがに寒いですが・・・)
 さて、コートの下に着ていた服は、Tシャツ、デニムシャツ、フリースシャツの3枚です。2時間半位走りまわりました。 例によって、温度計をシャツの中、外の温度は、助手席の上に置いて測りました。

 前半、コートの中の温度がほとんど上がらなかったので、耐寒テストにならないかな? と思い、後半の1時間は、運転席の窓を全開にして走りました。
g2_pic18.jpg 顔がとても寒かったので、フードをかぶって走ったのですが、ちょっと恥ずかしかったです。そこで、街中を走るのをやめて車の少ない山道に入ったのですが、今度は凍結しかけたの道で、何度かすべりそうになりました。命がけです(笑)
 窓をあけて走ると、ヒーターの効き目が全然なくなるので、防寒ズボンを履いてこなかったのは、ちょっと後悔しました(笑)
 風が入ってくることは無かったのですが、冷たい風に長時間あたると、やはり冷えてきますので、ある程度、保温性の高いものを、インナーに着こまないと寒いですね。今回はトレーナーではなく、ユニクロなどで2千円位で売られているフリースのシャツを着てみました。これは、なかなか暖かかったです。
g2_pic20.jpg

東レ:エントラントG2

EntrantTag.jpg
フィールドラカン防寒ウェアは、表生地に「東レ:エントラントG2」を採用しています。
※EntrantG2 Type-P

耐水圧15000mm以上の防水性能です。

透湿・・・汗による水蒸気を逃がし、
防水・・・外部からの浸水を防ぐ。

という機能を兼ね備えた素材です。

アウトドア、スポーツ・ブランドで既に数多くの実績のある素材です。
g2_pic10.jpg
生地の裏面の白く見えているのが、エントラントの防水コーティングです。

生地表面はマットな感じです(艶消し)

ナイロン系の生地は表面がテカッた感じがありますが、この素材は多少起毛を掻いていますので、マットな感じに仕上がっています。

ゴワゴワ感がありません

透湿素材にありがちな「ゴワゴワ」した感じが無く、とても柔らかい風合いに仕上がっています。

撥水も抜群

防水性だけでなく、表地には、同じ東レの耐久撥水「キューダス加工」も施してあります。生地表面についた水滴を転がり落とします。
g2_pic24.jpgクリックで拡大します
※長時間水滴がついたまま放置すると生地表面に染み込みますが、裏地まで染み込んできません。
詳しくは次ページの「透湿防水性能(耐水圧)」をご覧下さい。

 ………透湿防水性能(耐水圧)

「耐水圧」とは水の浸入圧力に耐える性能のことです。
座り込んだとき、膝をついたとき、風による圧力・・・環境は様々に変化します。

「東レ」のエントラントG2は、メーカー保証値は15000mmですが、実は測定値レベルでの耐水圧は20000mm以上、透湿度は6000g/M2・24h以上という本格的派素材です。

g2_pic3.jpg

耐水圧計をお借りして測ってみました。


ble_Movie.pngビデオ(耐水圧テスト)

お借りした測定器は、10,000mmまで測定可能な機械なのですが、「東レ」エントラントG2は耐水圧15,000mmのスペックをもっていますので、圧力計の針が振り切れるまで加圧してみました(笑)

圧力で生地がパンパンに膨らんでいますが、(指で触るととても硬くなっています)水は染み出ていません。
g2_pic1.jpgクリックすると拡大します

【一般的な透湿防水素材】

耐水圧2,000mmの生地でテスト。
2千ミリを超えるあたりから、水滴がポツポツと染み出てきました。
5千ミリを超えるあたりでは、ご覧のとおり、ビショビショ状態です。
g2_pic2.jpg

 ………水溜りの上に座り続けてみました

11/12(金) 雨のち晴れ/最低気温14.8℃

g2_pic4.jpg今日は雨です。よって防水&防寒実験です(^_^;)。

 場所は会社の屋上のコンクリートの上。良く濡れている場所(水たまり)に、2時間ほど座りつづけました。

 このテストはちょっと過酷でした。なんせ「退屈です(笑)」、晴れていれば、ちょうど「獅子座流星群」の時期なので、流れ星の一つでも見れたでしょうが・・・

 という話は置いといて、肝心の結果ですが、衣服中の温度変化と、お尻の内部が濡れていないかどうか、30分ごとに手で触って確認しました。温度変化と、表面の濡れ具合は下記の通りです。

※開始時間 19:00 外気温:24.4℃ 衣服内:26.8℃
g2_pic5.jpg
30分経過 19:30 外気温:20.3℃ 衣服内:28.0℃
g2_pic6.jpg
1時間経過 20:00 外気温:18.7℃ 衣服内:28.3℃
g2_pic7.jpg
90分経過 20:30 外気温:19.7℃ 衣服内:28.0℃
g2_pic8.jpg
2時間経過(終了) 21:00 外気温:17.7℃ 衣服内:30.2℃

 防水テストの方ですが、夜になって雨が上がってしまったので、上着の防水テストはできませんでした。それでも、地面は濡れていましたので、お尻の方はしっかりテストできました。
 最初は撥水効果もあって、生地に染みこむことはありませんでしたが、1時間経過した時には、表面には水が染みこんでいました。
g2_pic9.jpg
※内部はドライです

しかし最終的に、2時間経過しても内部まで水が染みこむことはありませんでした。お尻は、さすがに冷えましたが、内部はまったくのドライ状態でした。今回の実験では「お尻」という部分的ではありますが、十分に防水性能を実感することができました。

 そんなわけで、長時間濡れた場所に座っても、結構大丈夫です。

 耐水圧の低いものでは、長時間座り続けると、体重による圧力で内部にも染みこんでくるはずです。
 岩場や堤防での夜釣りなんかは、こんなシチュエーションなんでしょうか? これが海水になると、また条件は違ってくるのかなぁ・・・?

・・・で、良く考えたら、別に雨の日に外で実験しなくても、お風呂場を使えば良かったじゃん? と実験中に気がつきました。
 「雨?よっしゃ防水実験じゃぁ!」・・・なんて単細胞な私。いーんです。好きでやってるんですから(笑)

※この実験で着用している品番は旧型の#1370(コート)・#1310(ズボン)ですが、#2370(コート)・#2310(ズボン)も基本的な防水性は同じです。

 ………シームテープ加工

目に見えない部分にもこだわりました。

g2_pic11.jpg

いくら防水性能の良い素材を使っていても、縫い目から水が浸入してきては意味がありません。

Field RAKAN は、主要縫製部分の90%以上(構造上加工できない部分を除く)にシームテープ加工をほどこしています。

とくに関節部分は、はげしい動きにも対応しなければなりません。そこで、伸縮性のあるシームテープを採用しています。

これも本格的な防水ウェアには欠かせない機能です。

2370_pic13.jpgシームテープ加工機での作業

g2_pic25.jpgクリックすると拡大します
裏地をつける前のものです。
このように、生地の裏から縫い目を塞ぐテープを貼っています。

お手入れ方法

ble_Memo.png ご家庭の洗濯機で丸洗いができます。

  • ※洗濯中よじれると裏綿が偏ったりする事がありますので、洗濯ネットなどに入れて洗ってください。
  • ※脱水時間は短め(1分程度) に設定してください。
  • ※防水系の素材を使ったウェアは、洗濯中に服の中にたまった水や空気が抜けにくく、脱水時に思わぬ事故につながる危険性がありますので、安全のため「手洗い」を推奨します。 
  • ※干す時は直射日光を避けて陰干しをしてください

g2_pic21.jpg
大き目の洗濯ネットがいいと思います

g2_pic22.jpg
脱水は短めで

ble_Memo.png ドライクリーニングも可能です

  • ※塩素系のドライクリーニングはできませんのでご注意ください

お手ごろ価格で

エントラントG2を使いながら、シームテープ加工も本格的・・・

「なんでこんなに安いの?」

その理由は、2つあります。

ひとつ目は、

  • 当社は、作業服メーカーですので、同じ商品を2~3年と継続して生産します。
  • 一年だけ(ワンシーズン)の単発の企画ではありません。
  • したがって、生地やファスナーなどの材料費をできるだけ安くしていただくよう資材メーカーさんにも協力をいただいています。

ふたつ目は、

  • 工場との信頼関係。
  • 当社ではベトナムのホーチミンにある縫製工場と直接契約して生産を行っています。
  • 単に「工賃が安い」という理由で、安易に他の工場に移らず、10数年におよび同じ工場とお付き合いしてきました。
  • (技術指導や情報交換などの目的で、年に数回工場へ出張しています。)
  • また、貿易業務も商社さんを通さずに直接工場と行っています。

材料、工賃、貿易手数料などのコストを大幅に削減することでお客様にとって手ごろな価格でご提供させていただいています。

※2008年生産分より、中国工場に変更されました。
※ベトナム工場のヨーロッパ向けジャケットライン閉鎖に伴い、シームテープ加工が出来なくなったためです。

お客様と一緒に・・・

#2370防寒コートは、こんな過程を経てできあがりました。

この商品は、お客様からいただいたご感想・ご意見をもとに、評価用のサンプルを作成し、数名のお客様にモニターのご協力もいただきながら製作しました。


LinkIcon【関連リンク】#2370コート開発記録

お時間があれば、ここも是非ご覧ください。
お客様からのご意見をまとめた企画資料や、ベトナム工場への出張レポートなどもあります。